新たな価値観を創造し、地域と農業の活性化に貢献します
社長挨拶
農産物の生産事業と
農業ソリューション事業をおこなっています。
農産物生産事業については兵庫県の加西市と姫路市に圃場があります。今の日本の農業が抱えている課題のなかで、後継者不足による耕作放棄地が増えているという実状があります。これらの耕作放棄地を有効活用して、日本の農業の衰退を少しでも抑止し課題解決の糸口を見出せればと考え、様々な取り組みをおこなっています。新たなトレンドを生み出す作物として、加西市のビニールハウスではバナナやパパイヤなどの熱帯果樹、姫路市の露地では青パパイヤの栽培をおこなっています。また、水田を活用して栽培できる作物の中でも、増加している加工業務需要に対応できる生産物や消費者需要が高まっている生産物の栽培をおこな うなど、市場ニーズに合わせた品目や品種を選定して取り組んでいます。
そして、現状のままとどまるのではなく、今後も新たな挑戦を続けていきたいと考えています。農業ソリューション事業については、気候変動の影響で頻発している農作物の生理障害や生育不良などの対策として、新たな知見を活用した栽培技術の提案や農業資材の販売などをおこなっています。
具体的な事例としては、ビール酵母細胞壁を原料として自社で製造した液肥を用いることで、りんごの着色促進や糖度上昇を実現させたり、アスパラガスの高温期の障害を軽減して収量増と品質向上を実現させたり、小松菜の苗の発根を促進させ収穫期間を短縮することで収穫回数を増やし収量増を実現させたりしています。ただ単に量が増えるとか肥大するといったことだけでなく、それぞれの農産物が安定的に出荷でき、かつ価値が高まり生産者の収入が増えるよう、市場目線での提案をおこなっていきたいと考えています。
代表取締役社長宿里勝治
農場紹介
兵庫県姫路市と兵庫県加西市に
農地を保有しています
加西ハウス(加西市鵜野町)
- 農地面積：15a
- 主要栽培作物：パパイヤ、バナナ
バナナ
青パパイヤ
姫路圃場(姫路市豊富町)
- 農地面積：100a
- 主要栽培作物：パパイヤ、バナナ、枝豆
青パパイヤ
枝豆
栽培のこだわり
バナナ
株の品種
国内の生産者、種苗会社など出荷元が特定できる株を使用しています。
品種:三尺バナナ・ドワーフ・キャンベンデッシュ
栽培方法
加西市の気候風土に合わせ、バナナ栽培の適温が維持できるハウス栽培にしました。栽培には、堆肥、有機肥料のみを使用し、除草剤を使用せず人の手で行い、ハウスの温度や湿度管理を入念におこないました。バナナの天敵となる害虫は、現地の気温が低い事から生息していないため農薬は使用しておりません。
収穫 出荷
株の成長度合いとバナナの熟度に応じて最適な収穫時期を選びますムロによる追熟加工を行わないのが特徴です。純度に応じて【青バナナ】【黄色バナナ】で収穫します 青バナナは、収穫後10~14度の適温で保管し、自然な甘さを引き出し出荷します。
少し色付いた【黄色バナナ】は収穫後すみやかに出荷します。
パパイヤ
株の品種
沖縄で70年以上歴史のある種苗会社より苗を仕入れました。
品種:台農2号・ベジキング・グランデ・フルーツタワー
栽培方法
露地栽培は姫路市の日当たりの良い傾斜地を選び、ハウス栽培は年中出荷を目的に加西市としました。肥料は、定植語液肥、追肥は有機肥料を使用しました。除草はマルチを張り、丁寧に手作業で抜き除草剤を使用していません。パパイヤの作物特製もあり、鳥獣や害虫が近寄らない為、農薬は使用していません。
収穫 出荷
露地栽培の青パパイヤ収穫時期は8月下旬~11月上旬頃で収穫後は速やかに出荷します。ハウス栽培は、年中収穫できます。青パパイヤは大きさ、果実向けは色づき具合で判断をし収穫します。収穫後は速やかに出荷します。
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